Archive for 8月, 2011

2011/08/31

ラマダン明け休日

今日はケニアでは祝日。

ラマダンと言われるイスラム教徒の一ヶ月の断食明けを祝うお休みだった。

ケニアだけではなくて、イスラム色の濃い国はたいてい祝日だったみたい。

私の住む町モンバサは、古くからアラブとの貿易で栄えた港町で、アラブ系の人が多く住んでいて、イスラム教を信仰されている人たちがすごく多く、モスクもたくさんある。(ケニアの人口の約6%がイスラム教徒らしい。)

断食と行っても全く食べないわけじゃなく、日が落ちたらご飯を食べるし、朝も4時くらいに起きて日が昇る前にたくさん食べるそう。

でも日中は水すら口にしないイスラム教徒達。(子どもと妊婦は除く。)

そのラマダンが明けるという事で、ここ最近彼らがウキウキしている様子が見てとれた。

先週末はバーゲンのように、こぞってショッピングに出かけていた彼ら。

ラマダン明けのパーティーに向けて、お洒落に精を出していた女性達。(ヘナと言われる植物から抽出した成分を肌に沈着させるタトゥーをしたり、ブイブイと呼ばれる黒いベールの様な服をいつもより少し派手なスパンコールとかついてるものにしたりと。)

彼らを見ていて、イスラム教徒にとってどれほど意味深い日なのかという事が、新入りの私でも分かった。

 

私がこれまで会ったケニア人のほとんどは、キリスト教かイスラム教を信仰している。

宗教は彼らの生活と切り離せないもので、日常的に宗教や神様の話をしている。

私は信仰を聞かれたら仏教徒だと答えるようにしているけど、仏教の世界に神様はいないという話になると、皆が目ん玉を丸くする。

ほんとに丸くする。あんぐり口を開ける人もいる。(みんな表情豊かで漫画の「がーん」の顔。)

彼らが理解し難いのと同じように、特別な信仰心のない私にとって、彼らのもつ世界観を本当の意味で理解する事は難しいだろな。

でもまあ、ラマダン明けは一緒に喜んで、クリスマスもきっと一緒に祝って、来年のお盆におはぎでも作って配ったりして、お互いを知るきっかけになればいいのかな。

餅米と小豆がいるね。

 

写真は全然関係ないけど、モンバサの観光名所 “Fort Jesus Museum”

2011/08/26

あたらしい人種観

ケニア人と話をしていると、時々心の底から驚く事がある。

今日若者と話していた時のこと。

 

女子1 「たえこは白人だから。」

わたし 「日本人は白人とは言わないんだよ。世界的には黄色って表現されてるよ。」

女子1 「えー!黄色?ははは!まさか、世界には白人と黒人しかいないのよ。だからあなた白人。」

わたし 「うーん。」

女子2 「あ、でも白人と黒人以外に、赤い人もたまにいるね。」

わたし 「・・・それ、日焼けした白人じゃない?」

女子2 「ああ、あれも白人なのね!」

 

これは決してふざけてる訳ではなく、真面目な会話。

ケニアでは留学したりして外の世界に触れて、広い視野で自分の国を見ているような人もいるけれど、やっぱりほんの一握り。

一般的には、こういった外国や世界について等、生活から少し離れた事柄に関する知識が少ない人がすごく多い。

みんな間違ってても自信満々だけれど。

単に情報源が少ないからかな?学校教育からきてるのかな?まだまだ何故かは分からない。

これから、日本についてや彼らの知らない私の知っていること、少しずつ共有していけたらと思う。

大それた事はできないけれど、こういった小さな積み重ねが大事なのかもしれないと思った今日。

 

あ 夕方同僚とビーチに泳ぎに行ったところ、だらんだらんのキャミソール一枚に、パッチみたいな下着を合わせ、ビニール袋を頭に巻き付けた同僚が着替えスペースから出てきた。

これは不意打ちすぎて思わず吹いた。

確かに、海の上にルールなんてない。

服装なんて、なんでもいいのです。

たぶん。

2011/08/25

おいしいピラウの作り方

ここ最近色んな方のお家に招いてもらい、食事をいただく機会が続いた。

同僚や、友達の知り合い、近所の人等など。

「ここが私の家です」って言われるまで、その人の生活の背景は見えないもの。

普段素敵に着飾っている同僚の家が、四畳程のスペースで炊事場と寝床と全てをかねているような小屋のような家だったりする。

かといえば、若い人に大きなキッチンのある、タイル張りの奇麗な家に招かれたり。

ケニア人の日常に潜り込むと、この国に住む人たちの生活には、大きな格差があることを痛感する。

どんなお家でいただくご飯も、たいがい美味しいんだけど、どの家の家庭料理も、レストランと同様に味がすごく似通っている。

その理由は、実際に一緒に料理してみて分かった。

ケニアでは皆が何でもかんでもRoycoというこの総合調味料のようなものを使っていた。

炒め物もスープもRoyco一本勝負。東アフリカのおふくろの味。

美味しいんだけどなあ、毎日はまだ早い。

という訳で、今夜ごちそうになった知り合いの家では、「何食べたい?」と聞いてくれたので

Royco舌を休めるために遠慮なく、「(Royco使ってない)ピラウが食べたい。」とリクエストさせてもらった。

そして今日は念願だったピラウ(東アフリカ的ピラフ)の作り方を教えてもらった。

 

《材料》

お米・水・油・牛肉・トマト・玉葱・パクチー・ニンニク・生姜・ピラウミックスと勝手に名付けた香辛料

《作り方》

①小さなJikoに火をくべて、炭に火をつける。火よつけー、とパタパタ扇ぐ。

②肉を洗って汚れを落とした後、塩たっぷりの水で30分程ぐつぐつさせ柔らかくする。蓋の上にレンガを置いて重しにして圧力鍋ふう。

③香辛料を原始的なかんじの素敵なすり鉢でゴリゴリ潰して香りを出す。玉葱とニンニクを一緒にしたものも。しょうがも。

④フライでもするのかという程の大量の油を鍋に入れ、玉葱ニンニク→しょうが→細かく刻んだトマトとパクチー→塩と香辛料→肉→熱いお湯→洗った米の順に炒めながら入れていく。

⑤15分程混ぜて、水分が減ってきたら下にくべている炭の量を減らし、蓋をした鍋の上にくべる。(こうすることで水分をとばす。)

⑥15分程待ったら美味しいピラウの出来上がり。

 

今日お邪魔した家の炊事場は外だったんだけど、たった一つのJikoを要領よく使ってうまいことピラウを仕上げ、チャイもこしらえる。

その手際と要領の良さはつい見とれてしまうほど。

でも結局買い物から夕飯完成まで、3時間かかった。

もしもガスコンロや湯沸かしポット、まな板やフードプロセッサーなんてものがあれば、1時間もせずに完成させれる料理だろうな。

でも一つ一つの過程に、ケニアの暮らしを支えるママ達の知恵や伝統がある。

料理をしながらの女性達のおしゃべりタイムも、この国の文化の一つ。

決してスコーンと簡易化してすっとばして欲しくない過程たち。

この国がどんどんと発展していっても、こんな風景が失われないで欲しいなぁ。

写真は携帯でとってもらった暗ーいもの。(ケニアの携帯普及率はものすごい。二台持ちも、よく見かける。)

村の方を歩く時は、ほとんどカメラ持ち歩いてないので、美味しそうなピラウが撮れなかった。

私ピラウかき混ぜ中。

それにしても「Kidogo! kidogo!」(少し!少し!)と何度言っても、すごい量を皿に盛られるもんだから困る。

途中までは美味しいのに、最後は食べきるまで戦い。

今日もたらふく食べました。