Archive for 12月, 2011

2011/12/28

フカヒレ

昨日は、友だちがモンバサに遊びに来ていたので、一緒にタウンをぶらぶら。

海を見ようと細道を抜けてみると、魚釣りから帰ってくるおじさんたちを発見した。

何やら大きい魚を運んでいるようす。

一体何の魚だろうかと行ってみると・・・

水揚げされていたのは鮫だった。

(この鮫、ホーディー・ジョーンズにそっくり。)

鮫のアンモニア臭が辺りにたちこめる中、死んでも未だ鋭い鮫の目に、ぞくっとした。

 

おじさん達に鮫の調理方等を聞き、他愛も無い会話をしたあと、あることを発見した。

料理番組で何度も見て来たあの高級食材、フカヒレのようなものが周りに沢山捨てられ落ちている。

「ちょっと、これ捨てるの!?日本では、ものすごい高級なんだよ!」

と大興奮の私に、日本人はこんなものを食べるのかと、みんながぞろぞろ集まって来た。

私はフカヒレがいかに高価で人気な食材かと語り、食べた事が無いからぜひ欲しいとお願いした。

それなら新鮮な物をと、とれたての鮫の頭を開き、フカヒレであろうはずの部分を切り取りだしてくれた漁師達。

血にまみれたその部分は、半月形のいかにもフカヒレで、私はそれを洗って天日干しして乾燥させればきっと作れるに違いないと、頭の中にはテレビで見るフカヒレスープが浮かんでいた。

うまくいけばまたもらいに来るねと、漁師達にお礼と別れを告げた。

 

夕方家に帰り、友だちが鮫臭と戦いながら、必死にフカヒレを洗う。

私は、インターネットで    “ フカヒレ 作り方 ” でGoogle検索をかけた。

すると、そのページに出て来たフカヒレの写真は、明らかに私たちがもらってきたそれとは違う。

そして一気に悟った。

ヒレではなく、エラをもらってきてしまったことを。

 

一瞬固まり、後はもう笑うしかなかった。

何で漁師が鮫の頭を開いて“フカヒレ”を取り出す姿を見て、疑問をもたなかったのだろう。

確実に“エラ”の部分を切り出していたのに。

あまりにも海岸に落ちていたそのエラが、フカヒレスープに浮かぶフカヒレの形にそっくりだったから。

 

その後、最後の悪あがきで “ フカエラスープ” “フカエラ 作り方” “鮫 えら 料理” 等とGoogle検索をかけるも空しくヒットせず・・・。

すさまじい臭いを放つフカエラは、ゴミ袋の中に納められた。

 

あの漁師達は、まだ今も鮫のエラが日本で大人気な食材だと思っているだろう。

部屋に残る臭いが鼻につく度に、漁師達に悪い事したなと思う。

 

 

高級食材発見に大興奮の、まだこの先起こる事を知らない私と少年。

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2011/12/26

やもくんについて

紹介が遅れました。

やもくんです。

やもくんと同居を始めてから、もう3ヶ月。

最初は、私を見ると直ぐに隠れていたシャイなやもくんも、今では毎晩挨拶にやってくる。

やもくんの食事スペースは、決まって私の机の上の天井付近の壁なので、最近はやもくんの夕食風景を眺めるのが日課のひとつ。

やもくんの主食は虫。

最近は、やもくんが獲物を狙うのを見ると、やもくんいけるぞ!とか、これはやもくんの好きな獲物だ!とか、やもくんこれはきっと途中で諦めるだろうな。とか予想がつくようになった。

やもくんが満腹になって満足すればする程、私も部屋から虫が減るので満足。

こんなに仲良くなるなら、やもりだからやもくん等と安易な名前を付けずに、もっと考えればよかったと今は思う。

 

そんなやもくんが、最近おもしろいことをしてくれた。

やもくんが急に固まり、すごく小刻みに震えていると思ったら・・・

きばっている!うんちだ!

いつも爽やかなやもくんの必死さがおもしろく、声を殺して笑いながらカメラを向けていた。

するとこの後やもくんは、なんとうんちを口にくわえて、ぽい!

私に向かって放ってきた。

 

やってくれたな、やもくん。

私たちはとてもいい距離を保って生活しています。

2011/12/25

Christmas

モンバサにて初めてのクリスマス。

万国共通、こちらでもやっぱりクリスマスは特別な日。

多くのケニア人がキリスト教を信仰しているので、1年で最もみんなが待ち望む特別な日。

日本のようにツリーを飾ったりプレゼント交換したりはせず、シンプルに家族や友だちと一緒にお祝いをして楽しむというのがこちら流。

クリスマスはどう過ごすの?とこれまでいろんな知り合いに質問してリサーチしてきた。

参考例。

 

「髪を編み直して、新しい服を着て、友だちと朝までビーチを歩くの。最高よ。」(20代ケニア人女性)

「故郷に帰って、家族と一緒にお祝いするよ。」(20代ケニア人男性)

「朝から晩まで教会で歌って踊るのよ!」(40代ケニア人女性)

「親戚みんなでパーティーするわ。山羊を絞めて、ワインで乾杯よ。」(30代ケニア人女性)

「24日から、新年まで毎晩踊ってお酒を飲むんだよ。」(30代ケニア人男性)

 

田舎の方に行けば、もっと厳かな感じのクリスマスのお祝いがされているのかもしれないけれど、モンバサはなんせビーチに近い都市ということもあり、パーティー色が強い。(もちろんみんな教会にも行くけれど。)

みんな嬉々揚々とにクリスマスの予定を話し、一緒においでよ!と誘ってくれていた。

全部には行けないし、24日から一週間飲み続けるのは御免だし、どんな風にクリスマスを過ごそうかなと決めかねていたところで昨日、クリスマスイヴ。

朝一番にドアをこついて現れたのは、隣の部屋に住むRoseだった。

「Merry Christmas! Why are you here alone? Come to my place, because its Christma〜s!」

と、べっぴんのRoseが誘ってくれたので、Roseの家で一緒に過ごすことに。

そして昼から、山羊の煮込みとウガリを食べ、ワインとウィスキーを飲み、踊る笑うまた踊る。

感心する程、みんなよく笑う。

そしてもう完全な自由形で、本能のままに踊る。

笑い続け飲み続け踊り続け、夕方にはふらふらだった。

私はもう満足だったけれど、まだ彼らのクリスマスは始まったばかり。

夜は出かけるから、それに備えて1時間の仮眠をとるように命じられる。

そしてそこからクリスマスのイベントをしているホテルとクラブをはしごし、朝の4時まで楽しんで帰って来た。

 

仮眠も含め、約16時間のパーティー。

ケニア人のタフさを知ったクリスマス。

このパワーを、みんなが仕事で使ったら、この国はどれだけ発展するのだろうと密かに思った。

でもこうして楽しむことに、踊ることに全力を注げる彼らは、すごい。

人生にまたとない、貴重なクリスマスだった。

 

Merry Christmas!