ピーナッツアレルギー

今日起きた事件について。

クラスの元気印Rinaが、休憩時間が終わった後から様子がおかしい。

いつも笑顔のRinaが眉間に皺を寄せて顔を曇らせている。

最近鼻風邪をひいている子ども達が多いので、Rinaも風邪をもらったかなという程度に軽く考えていた。

机の上で寝かせて休憩させ、お昼までの時間を過ごしていたが、給食時間にはいよいよ様子がおかしく、冷や汗を体一杯にかきだすRina。

と、そこである先生が「これ、アレルギーよ!きっとピーナッツ食べたんだわ!」と言い出す。

「え!!!Rinaピーナッツアレルギーなの!???」と驚愕する私。

そんな大事な事をこれまで全く知らなかった。

 

学校では、校長先生が小銭稼ぎのために、小袋に入れたピーナッツを一袋5ksh(約5円)で、少し前から販売しだした。

もちろんお客は小腹の空いた子ども達。

まずこの段階で、つっこみどころ満載だけれど、それは置いておくにしても・・・。

ピーナッツアレルギーの生徒がいるのに、なんでピーナッツが学校にこんなにも出回る環境を作るんだと、その配慮の無さに唖然。

在校生徒の多くに知的ハンディキャップがあり、”Rinaはピーナッツアレルギーがあるから気をつけねば”という認識をもてる子どもは、ほんの一握り。

Rinaも自分で判別できず、もらった物はもちろん食べてしまう。

更にそれに加え、ケニアの分け合いの精神が今回は凶と出た。

ここでは食べ物でも何でも分け合うことが日常的で、子ども達でも自分のお菓子やフルーツを周りにいる友だちに当たり前に分けてあげられる。

今回もどうやらSalimaという生徒が、優しさからRinaに一粒か二粒あげたようだった。(確かではないけれど。)

 

すぐに保護者に連絡し迎えを待つ間に、Rinaは嘔吐し、そのまま眠った。

1時間後に眠りから自然と目覚めたRinaは、隣で座って様子を見守っていた私と目が合うと、むくっと起き上がり両手を出してくる。

Rinaのハグして欲しい時のジェスチャー。

抱きしめると、耳元でぎりぎりぎりぎり歯ぎしりしていて、何だか笑ってしまった。

気分がだいぶ良くなっていたようで、私につられるようにRinaもやっと笑った。

 

その後、トイレに向かってRinaの手を引いて歩いていた所に、一人の生徒がやってきた。

「ティーチャー!これ食べてね。」と私に何かを手渡してくれた。

私の掌の上には、4粒のピーナッツ。

そして、優しいその子は、もれなくRinaにも「はい、Rinaも!」と手にピーナッツを握らせようとしていた。

 

これだー!!!!!

 

 

迎えに来た保護者に事情を説明する時、ある先生が「まあ、Bahati mbaya(運が悪い)だったってことね。」と一言。

いやいやいやいや、環境に問題が・・・と喉まで出かけた言葉を飲み込んだ。

さあ、この笑顔を絶やさないために、これからどうやって再発を防ごう。

– いつかの音楽の授業にてAre you sleeping?の曲で、しゃがんで眠るジェスチャーをとるRina-

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。