学期末と家庭訪問

明日で第1タームが終わり、3週間の長期休みに突入する。

休みを前にはやる心とは反対に、学校の空気はいつもよりも更にゆっくりのんびりしている。

 

近況をつらつらと。

まずは例のひよこたちが鶏になったその後について。

学校にいる200羽の鶏たちは、生後1ヶ月を越えて食べごろとなった今、毎日数羽ずつ減っていく。

一羽380ksh(約380円)。

ばたばたと動く生きた鶏をそのまま買って行く人もいるが、すぐに食べれるお肉になったものを買いたい人もいる。

なのでここ数日は毎日学校にて鶏達が絞められている。

ケニアの子ども達は逞しく、鶏を慣れた手つきで躊躇無く絞めることができる生徒も多い。

私はまだ首を落とすのは怖くてできないが、むしゃむしゃと羽をむしったり、内蔵を取り出すお手伝いをしている。

鶏の体について、今まで食べてた部位がどこにあるだとか、とってもよく分かるようになった。

そして昨日の夕食の一品に、“先ほどまで動いてました鶏のレバーたれ焼き” なるものを作ったら、今まで食べてきたどのレバーより美味しかった。

 

 

今日は放課後に、Fatumaという生徒の家に行ってきた。

体調不良で1ヶ月も休んでいて心配していたのだが、今学期が終わる前に会っておきたくて、もう一人の担任と一緒に家を探した。

久しぶりに会ったFatumaは思っていたよりも元気そうで一安心。

 

Fatumaの家は、長屋タイプの一間を借り、水場やトイレ等は共用で炊事場は外といった、ケニアでよくあるスタイルだった。

暮らしは決して楽ではないだろうが、ご近所みんなで助け合って暮らしている印象が強い。

Fatumaが家からいなくなることはしょっちゅうだが、「道路にいたよ!」と近所の誰かが連れて戻ってくれたり、「穴に落ちてる!」と報告を入れたりしてくれるから、なんとかFatumaを育てられていると母親は言っていた。

日本でも、障害者が地域で生きていけるようにと願う声や働きかけはあるが、まだまだなのが現状。

ここケニアに、人と人との助け合いによる繋がりという、とても素朴で単純な形で、障害者が地域で生きているケースがあり嬉しく思った。

Fatumaの暮らしを垣間見て、やはりニーズを知るという意味でも家庭訪問は大事だなぁと実感。

 

そしてFatumaの母親は、会いに来てくれたことが嬉しいと、長女にソーダと蛍光色のクリームのケーキを買いに行かせ、私と同僚に最大級のもてなしをしてくれた。

ソーダを飲み、ケーキを頬張りながら、このお金は彼女の一日の収入と同じぐらいであろうか、という考えが頭に浮かんだ。

ここで暮らしていると、外国人というだけで億万長者のように思われ、お金をたかられる事が多いので、こういう接し方をしてもらうと、心底ありがたい気持ちになり、心がとても温まる。

Fatumaの母親は本当に強くしなやかである。

我が子を全力で愛し、周囲の人に感謝を示し、そして惜しまず与えられるような、こんな女性になりたいな。

 

 

さあ、長期休みまであと一日。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。