同期旅行

旅の記録第二弾は、4月の終わりに出かけたNakuru National Parkへの同期との旅行。

同じ時にケニアに足を踏み入れた同期の存在は、ケニア生活の中で本当に大きな支え。

それぞれ活動のフィールドや志は違えども、数ヶ月に一回顔を合わせるとほっこり和み、色んな話が出来る。

 

今回のサファリでは、9人の同期の内都合のついた7人で、国立公園内のキッチン付きロッジに二泊し、ゆっくり過した。

気の置けない仲間と昼間はサファリ、夕方からご飯を作って美味しくいただき、夜は遅くまで飲むという最高の贅沢。

サプライズで誕生日のお祝いもしてもらい、嬉しい限りだった。

プレゼントでもらった似顔絵Tシャツ。

 

ありがたいなぁと心からみんなに感謝し、そして迎えた旅行2日目。

この日は早朝のサファリを終えてからみんなでお弁当を作り、ナクル湖が展望できるBaboon Hillという丘へピクニックへ出かけた。

その丘の名の通り、バブーン(ヒヒ猿)に気をつけてねとドライバーさんに言われてはいたものの、お弁当のおにぎりと唐揚げが楽しみで大して気にもせず一番に車を降りた私。

よさそうなベンチ目掛けて、皆より数メーター先を歩いていた。

両手には、おにぎりの入った袋、おかずの入った袋等をたくさん持ってルンルンで歩いていた。

 

すると背後から、どっ どっ どっ と、地鳴りのような音が聞こえて来た。

振り向くと、これまで見た中でも最も大きなバブーンが、二足歩行でものすごい形相で私に向かって走ってきている。

まるでキングコング。

やられる!(イメージ画)

 

瞬時に逃げる姿勢に入ったが、もう逃げられない事は感じていた。

そして同時に、バブーンが欲しいのは私ではなくお弁当であるという天才的な直感が働き、反射的に持っていた袋から手を離した。

私が手を離したと同時にバブーンは袋をひとつ鷲掴みにし、私から強奪して走って去って行った。

あぶなかった・・・。

 

ガクガク震える膝で仲間の方を振り向くと、皆がこちらを見て呆然と立っていた。

バブーンが私に向かって行く瞬間を皆見ていたが、驚きと衝撃で、誰一人声が出なかったそうだ。

結局自分の身は自分で守らなければならないことを痛感した出来事。

 

バブーンの襲撃により失ったものは、ポテトチップスの大袋一つと塩、そして仲前への依存心。

ケニアに来てから経験した、最も恐ろしい出来事だった。

いつの日かこの仲間と、この出来事を思い出して笑いながら、またお酒を飲むのでしょう。

忘れられない旅行となった。

 

最後に

Baboon Hillからのナクル湖の眺め。

そしてぴったりと寄り添い歩くシロサイの親子。

今日は日本は母の日。

お母さん、いつもありがとうね。

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