さよなら、Ocean

友人であるJiroさんの息子、Oceanが逝ってしまった。

生後5ヶ月足らずの短い命を懸命に生きたOceanは、今安らかに眠っている。

 

難しいお産のために少し小さな体で産まれてきたOceanは、Jiroさんと妻のJacklyneが初めて授かった命だった。

成長がゆっくりめであること、呼吸が整わず体調が優れない事、入院や通院を重ねる度にみんなで心配しながらも、Oceanの成長を願いこれまで見守って来た。

でも様々な人の尽力や願いも届かず、Oceanは逝ってしまった。

 

初めてOceanを抱かせてもらった時の頼りない小さな体の感触や、“うみ”の曲をひたすら歌って聴かせる私の腕で眠るかわいい顔、日本から送ってもらったお姉ちゃんの鍵盤ハーモニカをプレゼントして吹いて聞かせた時に「うるさーい!」と言わんばかりに泣いた一生懸命な泣き顔。

Oceanの残した奇跡のような記憶が頭の中を巡る。

 

お通夜も葬儀の日も、母のJacklyneは痛い程の悲しみの中にいた。

Jiroさんも誰よりも辛いはずなのに、そんな時でも妻や周りのみんなに笑顔とともに気を配り、いつもの強さと優しさを失わなかった。

そんなJiroさんが涙を見せたのは、Oceanの墓標を見た時だった。

 

墓標にはこんな風に記されていた。

 

Ocean

Sunrise 27th June 2012

Sunset 20th November 2012

 

あまりに短い命だったけど、Oceanが照らした光は今もずっと眩しい。

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