Archive for 1月, 2013

2013/01/15

新年度

2013年度 第一タームが始まり、早くも半月が経過。

子ども達が徐々に学校に戻ってきて、少しずつ賑やかになってきている。

でもこれまでの賑やかさとは格段に違い、私だけかもしれないが少し淋しい空気を感じている。

 

Kamau、Fatuma、Faith、J、Jumaa、Salmaと、よく関わっていた多くの生徒が、他の学校へと転校してしまった。

彼らはあるNGOによって学費支援を受けて通学していたのだが、そのNGOの判断によって公立の特別支援学校へ行く事になった。

というのもそのNGOは、支援している子ども達を全員、学校寮に入れると決めた。

そうなると、私立校であるセントピーターズの寮費は高いので、公立校への転校はやむをえないということだった。

 

私もよくやりとりしているNGOなので、去年の学期末にはこの件について幾度も話し合った。

ほとんどの親が転校と、我が子を寮に入れる事について反対していた。

NGOの言い分は、“保護者が子ども達を養う力に欠けている。” “地域の環境が、障害のある彼らが育つのに適していない。” 等。

本当に最後の最後まで保護者達は反対していたが、結局はNGOの判断を受け入れるか、断って子どもを学校にやれなくなるかの2択であり、受け入れる他はなかったと保護者達は話している。

 

ケニアでは、障害者が働いたり余暇を過ごせる場所は本当に少なく、学校卒業後は彼らは家族とともに地域で生きて行かなければならない。

この地域の環境が彼らにとって適しているのかどうかと聞かれれば答えに困る。

でも、適しているかどうかではなく、ここが彼らの産まれた場所であり、多分これから先も生きて行くであろう場所である。

そこで生きる力というのは、その場所をよりよく知り、周囲の人たちと良好な関係を築いて、育まれていくと思う。

 

Kamauはいつも学校が終わったら日が暮れるまで地域をうろつきまわるのでちょっとした有名人で、いつもうまいこと誰かにお菓子を買ってもらったりしていた。

Fatumaは母親が忙しくなかなか学校に迎えに来られないので、近所の人たちが協力してかわりばんこにお迎えに来てくれるなど、みんなに可愛がられて育っていた。

Faithは脳性麻痺で身体障害がありながらバイクで通学してくる。数人のドライバーは彼女の身体の特徴を自然に理解していて、Faithがバランスをとりやすい様に抱えてバイクに乗せるのがうまかった。

 

学校の敷地内での限られた人間関係の中では、学べない事や育たない力がある。

いろいろな考えがあるのは分かるが、このNGOが正しいと信じて行った決断は、彼らの将来に大きく関わること。

悲しいけれど、もう先生として彼らに関わる事はできなくなってしまった私は、どうかどうか、少しでも明るい未来につながります様にと願うのみ。

 

 

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全く関係ないけれど、あまいものが食べたくなって作った、フライパンケーキシリーズの新作 “りんごケーキ”。

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2013/01/07

Ethiopia

12月、クリスマスから大晦日にかけてケニアの隣国であるエチオピア旅行に行って来た。

エチオピアはアフリカ最古の独立国といわれ、約3000年の歴史をもつ。

エチオピア正教という独自の宗教や、アムハラ語と言う文字もあり、色濃い歴史と文化をもつ国。

 

今回はエチオピア北部の世界遺産を巡る旅をしてきた。

 

首都であるアディスアベバ

ブルーナイル(ナイル川の源流)の滝を見にバハルダール

エチオピア正教徒の巡礼地、岩窟教会群のあるラリベラ

約400年前に王朝が築かれた王宮群の残る街ゴンダール

 

これまで訪れた国の中で、最も引き込まれる魅力をもつ国だった。

 

中でもラリベラの岩窟教会群の不思議さと美しさといったら、言葉にならずため息がでるほど。

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一枚岩を十字架に形作って作られたSt. George Church。

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3000mを越える山の頂上付近にあるAshetan St. Maryam church へはミュールと呼ばれる馬ロバで向かう。

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それぞれの教会には司祭がいて、聖書や十字架等見せてくれる。

エチオピア正教徒によって数百年の間休む事無く使われ続けている、岩窟教会群の教会たち。

とっても神聖で、独特の空気感があった。

 

エチオピアは食事も独特。

エチオピア人は“インジェラ”と呼ばれるテフの粉を水ときし発酵して焼いたもの主食にしていて、ほぼ三食これを食べる。

強い酸味があるクレープ状のインジェラに、野菜や煮込み料理や肉を炒めたものなどを乗せていただく。

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ローカル食堂のインジェラ野菜のせ。

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肉料理をこれでもかというほど乗せた、インジェラスーパー豪華メニュー。

インジェラと一緒に食べる油っこいおかずが美味しくて、昼夜とインジェラをもりもり食べていたら、旅の途中で胃がやられた。

 

それとエチオピアの魅力はなんといってもコーヒー。

道ばたで、カフェで、美味しいコーヒーがとっても安く飲める。

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そのへんからコーヒーの豆を炒る良い香りが漂ってくるという至福。

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とっても濃くて美味しい伝統的なスタイルのコーヒー。

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美味しいマキアートも気軽に飲める素敵さ。

ケニアでもコーヒーを生産してはいるが、ローカルではチャイしか飲めず、たまにコーヒーがあってもそれはお湯にネスカフェを薄ーくといたものしかない。(ケニアの人はコーヒーをネスカフェと呼んでいる。)

 

お隣の国といえども食文化も伝統文化もまったく異なるエチオピアを旅し、

自国の文化に誇りをもっているエチオピアの人たちと触れ合い、

良い国だな、ここに住んでみたかったな・・・と少し心揺らぎ、

それでも残り半年ケニアで生き抜く決意を固めた素敵なエチオピア旅。

 

2013/01/04

Baby Taeko 喋る

一ヶ月以上モンバサを離れ、昨夜家に帰ると部屋中ものすごい埃。

ケニアはアスファルトじゃない道が多いからか、ほんとに埃だらけ。

一週間も放っておけば床の色が変わるくらい部屋中に埃が積もる程。

一ヶ月以上家をあけたのは初めてだったので、そりゃもう大変な事になっていた。

 

というわけで今日は朝から大掃除して、疲れて昼寝、それから新年の挨拶にご近所まわりをしてきた。

ご近所どこに行っても「Umepotea wapi~??」攻撃。(直訳すると“どこを彷徨っていたんだー”という感じ。こっちの挨拶の決まり文句。)

いつもとまるで変わらないバンブリの様子になんだかホッコリした。

 

一ヶ月前と大幅に変わっていたのは彼女のみ!

久しぶりに会ったBaby Taekoは、とってもおしゃべりが上手になっていた。

ママ、ダダ(お姉ちゃん)、ババ(お父さん)とか語彙が増えていた。

どっか行こうとしたら、「バーイ」とか言ってくれるもんだから、可愛くて今日は何度も去るふりをしちゃったよ。

Baby Taekoの成長を見守れるのも残り6ヶ月。

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いっぱい遊ぼうね。