メイズと寮母エルピーナ

こちらのとうもろこしは白い。

それはメイズと呼ばれる。

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乾燥したメイズのつぶつぶ。

これを挽いたら、ウガリの粉になる。

これを豆などと一緒に煮たら、ギゼリ呼ばれる代表的な豆料理となる。

ケニア料理の主役、日本人にとっての米のような存在。

最初は味が無いなぁと感じ、あまり好まなかったけれど、今ではその淡白かつ控えめな甘みが大好きになった。

 

豆やとうもろこしの選別作業は、昼休みや放課後に子ども達が行う。

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女の子はうわさ話をしながら。

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男の子はもくもくと。

 

「これももう最後かな。」

こういったこちらの生活ではあたりまえのことをしている時ほど、最近よく思う。

 

 

そして学校の方は、これまでで一番の人不足。

先生のいないクラスがあるのは残念ながら慣れた事だけども、何より大変なのは寮の子ども達の生活を支える職員が一人しかいないこと。

料理・掃除・洗濯に加え、24時間身辺自立のできていない子ども達の世話をするのは、とっても大変。

ここのところ私も出来る限りの時間を学校で過ごして手伝いをしている。

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残されたたった一人の寮母、エルピーナ。

彼女は私が人生でこれまで出会った人の中で一番強烈なキャラクター。

ただ「すごい」としか形容できない。

 

怒ると巨大な木べらを振りまわして追いかけるので、子ども達から誰よりも恐れられている。

でも本当は子ども達のことをとても愛していて、可愛がりすぎて時々噛み付いたりしている。

 

そんな寮母エルピーナの体をクッション代わりに寄りかかって休憩するというのが、私のお気に入りの昼休みの過ごし方なのだが、それができるのもあと少し。

これまでたくさん寄りかからせてもらったので、お手伝いという形で最後まで頑張って恩返ししようと思う。

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