Sisal bag(サイザルバッグ)は、ケニアの農村地帯で女性グループが作るかごバッグ。
サイザル麻というのは乾燥地帯に生息するサボテンに似てる植物からできるらしい。
ひとつひとつが手で織られているので、全く同じ大きさ、同じ柄の物というのは存在しない。
折り方やパターンは母から子へと受け継がれたり、部族によっての特徴があったりするらしく、ケニアの代表的な伝統工芸のひとつ。
と聞いてて、ずっと手にしたかったサイザルバッグ。
スワヒリ語の研修も終わったことだし、土曜日だし、今日はナイロビ市内にあるサイザルバッグの加工・卸売り屋さんに行ってきた。
倉庫の様な小さな工場には、右にも左にも上にも下にもサイザルバッグがいっぱい!
写真はほんの一角。この10倍くらいあった・・・全部手にしたいけど到底むり。
その中からお気に入りを選んだら、革職人と相談して取っ手や飾り、鞄ならファスナーやふた等つけてもらう。
今日は停電してて倉庫の中は真っ暗だったけど、職人さん達は牛や山羊の皮を加工する作業にもくもくと励んでおられました。
こっちのわがままをたくさん聞いて、バッグに手際よく取っ手をつけてくれる。
あまりの手際の良さに感動し、弟子入りさせてくれとお願いしたところ、木の椅子ひとつくれて工具の使い方や簡単な作業を教えてくれた。
革を切り裂く・革に穴をあける・バッグに取っ手を取り付ける行程。
どれも素朴な工具で素朴な作業。
たのしい。向いてるかもここで働きたいと調子にのってくる。
それとここの職人さんは自分の仕事が好きだと言い、生き生きと良く働き良く笑い、その環境もいいなぁ、と。
結局3時間もいて、お昼を近くのちっこい店で一緒に食べて帰ってきた。
仕事後の飯はうまいなーと、ウガリとスクマウィキを一緒に食べて、一緒に爪楊枝でしーしーしながら工場に戻った。
ケニアの女性がひとつひとつ織ったサイザルバッグとこんな素敵なケニアの革職人のコラボレート作品。
私が選んだのは、これとこれ。
新居にて、ごみばこと、洗濯物入れになる予定。
ごみばこは、日本に帰ったらかごバッグとしても使ってもいいな。なんて言ってたら
ごみばこ後のバッグて順序違うでしょとケニア人に言われてしまいました。
確かに。